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【対処法】マウスのプラスチックがベタベタ【加水分解】

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しばらく使っていなかった家電やパソコンマウスがベタベタになっていませんか?

私も久しぶりに使おうと思ったマウスが加水分解してしまっていました。
捨てるのも勿体ないし…復活する方法はないかと色々試しました。

結果としてキレイにすることができたので共有しますね。

マウスが加水分解によってベタベタ

めっきり減った出張による弊害

出張のお供であるSurfaceアークタッチマウスを使用しようと思ったら、持ち手部分がベタベタするし、クリックボタンも指にくっついてくる。。

新型コロナウイルスによって出張が減り、部屋の片隅でしばらく放置していたらこんな事になっていました。

もうダメか。捨てて新しいものに…と思ったのですがきっと解決策があるはず!
とネット記事などから対処法を探して色々と試してみることにしました。

原因

原因は加水分解による化学反応です。

プラスチックを放置していると、付着したホコリが湿気を吸って化学反応を起こすことが原因です。

対処法

様々な対処法があるようなので、それぞれ実験していくことにします。

実験1 アルコール清拭

調べてみるとエタノールが良いという情報が多く見られました。そのため、アルコール含有78%(高め)のアルコールタオルで拭いてみました。

マウスをアルコール清拭
結果

濡れては揮発を繰り返すのみ

ベタベタは変わりませんでした。

実験2 消しゴムで擦る

消しゴムのカスが表面のベタベタとともに取れてくるという触れ込みで実験してみました。

はじめは触れ込み通りの感覚があったので15分ほど擦ってみました。

スリスリスリスリ…

マウス加水分解対処法

やってられんわ!!

結果

全く変わらず

浅い段階の加水分解であれば対処できたのかもしれません。

実験3 ハイターを含浸させたペーパーで包む

これはさすがに匂いの問題と、もしも失敗した場合に取り返しのつかない結果が予想されたのでパスしました。

漂白剤や有機溶剤は選び方を間違えると塗装やプラスチック自体を痛める可能性がありますので、避けた方が無難です。

実験4 アルコールタオルで強く擦る

実験1へ戻る形になりますが、実験2で消しゴムを使って強く擦り続けた部分に少しだけベタベタのないホールを発見しました。

なにかポロポロと消しゴムとは違う黒いカスのようなものが認められました。

マウス加水分解対処法

下地が見えてきた?

これはもしかすると、きっかけさえあればベタベタ層が一気に剥がれるかもしれないと思いつきました。

消しゴムをアルコールタオルに持ち替え、再び擦り始めました。

マウス加水分解対処法

おおっ!?

上擦るアルコールを根気よく擦り続けると再びホールが見えてきました。そのホールをきっかけに更に範囲を広めていくと本来の姿が見え始めました。

右クリック全体と左クリックの中央一部に下地が見えてきた!

力の入れ具合と擦るストロークはかなり必要です。

相当な力で根気よく擦らなければ黒いカスは出てきてくれません。

途中でマイナスドライバーも併用して削りましたが本体に傷がつくこともありますのでオススメしません。

数十分同じ動作を繰り返していると、疲労からだんだんと心は折れてきました。(もうやめよう、買い換えようと何度も唱えてました)
しかしここまできたら、なんとかブログの記事にするんや!

と転んでもただでは起きない思考で力こそパワーー!!と無心に擦り続けること1時間(ありえん疲れた)
利き手の握力を犠牲にしてようやくマウス全体に輝きを取り戻しました。

仕上がりがこちらです。

マウス加水分解対処法

おや!?

マウス加水分解対処法

反射してる!?

なんとツルツルサラサラになりました!

結果

ベタベタの完全除去に成功!

*こんな小さなマウスで1時間以上かかりました。

まとめ

実験結果

ベタベタ層が深い加水分解されたプラスチックは、アルコールタオルで力強くそして根気よく擦り続ければきれいにすることができました。

しかし、とても疲れるのと時間がかかりますので万人にお勧めはできません。
時間に余裕があるときに試してみてください。

途中で楽をしようとマイナスドライバーを使ったせいで少し傷は残りましたが、逆に愛着が湧きました。

最後まであまり役に立つ機会も少ない記事を読んでくださりありがとうございました。

 

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