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【IBS】過敏性腸症候群の症状が治った | 食事療法

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過敏性腸症候群とは

過敏性腸症候群は略してIBS(irritable bowel syndrome)と呼ばれます。
以前は過敏性大腸症候群とも呼ばれていました。

特別な消化器疾患がないにもかかわらず腹痛や下痢症状が続く疾患です。

私自身もこの経験をしました。
毎日とても辛かったです。。

症状があって受診した結果、医師よりこの診断を受けて治療を行いました。

症状

  • 下痢が続く
  • 残便感があり、またすぐにトイレに行きたくなる
  • 頻繁に腹痛になる
  • おならがよく出る
  • 腹部膨満感
  • 排便すると一時的によくなる

原因

  • ストレス
  • 腸の過活動
  • 未解明

これよくわかってないんですよね。原因がはっきりしてないってのが多いみたいです。

どんな人がなりやすいか

  • 性格が真面目
  • 年齢的に働き盛りの世代

IBSとIBDの鑑別

IBS(過敏性腸症候群)はIBD(炎症性腸症候群)と症状がやや似ているため鑑別が必要です。IBDも若い世代特に10代から20代で多く診断される疾患です。

IBDは主にUC(潰瘍性大腸炎)とCD(クローン病)の2疾患から成り立ちます。

IBSIBDの鑑別を正確に行うには内視鏡検査が必要になります。

大腸内視鏡検査は受けたくない

わかります。

お尻からカメラを入れられることに抵抗がある気持ちはお察しします。
私も好んでやりたい検査ではありません。

しかし生活を見直しても症状が改善しないようであれば検査は必須でしょう。

担当医から二週間「コロネル」と「ミヤBM」の投薬治療を行っても症状が改善しない場合は大腸カメラをしましょうと宣言されました。

これはなんとかして二週間という期間で症状を改善しなければならない!と思いました。

IBSの診断を受けた後に行ったことで改善した方法を紹介します。

IBSの食事療法

診断を受けて投薬治療が始まりましたがすぐに良くなってはいきませんでした。

あれ、薬飲んで寝たのに症状がよくならないぞ。これは…マズい。。このままでは大腸カメラまったなしだなと。

そのため、本を買ったりネットを調べたりしてとことん調べて試すことにしました。

この本が役に立ちました。

まずはIBDの可能性が否定できなかったため、脂質をとことん抜いてみました。

IBDでは脂肪の消化吸収に必要な胆汁が腸管への刺激となり症状が悪化します。そのため低脂肪食が出されます。つまり低脂肪食にして症状が良くなればIBDの可能性もあるかと思いました。その日から和食を中心としたヘルシーな食事へ変更し、とにかく油を抜いてみました。

魚は白身魚を肉は鶏胸肉かササミのみ。

2日ほどその生活をした結果…

 

 

全く変わらず!!

 

 

全然下痢も落ち着かないし、度重なる腹痛も軽減さえしない。

これはIBDではないなと。2日では早いかとも思いましたが、それでも違うんじゃないかなと。

やはり医師の見立て通りIBSだろうと、それに対して最大限の食事療法を行うことを考えました。

IBSに対する食事療法では低FODMAP食というものが取り入れられるようです。

FODMAPとは

Fermentable(発酵性の)

Oligosaccharides(オリゴ糖・ガラクトオリゴ糖)

Disaccharides(二糖類・乳糖)

Monosaccharides(単糖類・果糖)

And

Polyols(ソルビトール・キシリトール)

の略です。

このあたりが含まれる食事を避ければ良いとの見解です。

低FODMAPで食べて良いもの・悪いもの

穀物:米や玄米・十割そば・もち

野菜:なす・トマト・ブロッコリー・人参・ピーマン・ほうれん草・かぼちゃ・じゃがいも・オクラ・レタス・もやし・チンゲンサイ・白菜・キャベツ

乳製品:バター・チェダーチーズ

飲み物:トマトジュース・日本茶・ブラックコーヒー

油脂類:サラダ油・オリーブオイル・ごま油

穀物:大麦・小麦・ラーメン・パスタ・うどん・ピザ・お好み焼き・たこ焼き・パイ・パンケーキ

野菜:アスパラ・豆類・納豆・ネギ・玉ねぎ・ニラ・ごぼう・キムチ・フライドポテト

乳製品:牛乳・ヨーグルト・アイスクリーム・プロセスチーズ・カッテージチーズ・クリームチーズ・ブルーチーズ

つまりグルテンフリーの食材を摂取すれば良いようです。

意外にも油に関しての制限はほぼないようです。

また、スーパーで買い物する時は成分表をよく見るようになりました。

よく見ると醤油なんかも小麦が入っているんですね。これに関しては、近所でグルテンフリーの醤油はなかなか売っていないので諦めて使用しました。

もちろんAmazonなどでは売られていますよ。

食事療法を開始

もともと朝食は摂らずにヨーグルトのみだったため、食事療法をはじめてからは朝食は水を飲むだけにして、お昼は低FODMAP食をお弁当に詰めて仕事にいきました。

夕食も帰宅後に食べて良い食材のみを使用して料理しました。

診断後3日目からこの食事療法を開始しました。

食事療法をはじめて4日目で症状に変化が起こりはじめ腹痛が激減

9日目でほとんど症状は出なくなりました

なんとか二週間後の受診の際には、症状がよくなった報告をして大腸カメラを免れることができました。

最終的には診断から1ヶ月間の食事療法で、元通りの食生活に戻すことができました。

その後もパンやパスタを食べたいときは食べますが、なるべく続けて摂らないように気をつけることで、いまではなんでも食べられています。

治った理由とまとめ

治療期間はストレスをなるべく溜めないように多少のことは放って楽に過ごしました。

また、食事療法を信じて低FODMAPの食材のみで自炊し、外食やコンビニは避けました。

(コンビニって炭水化物とグルテンの宝庫ですよね)

この努力が報われたのか、症状が寛解してから現在1年以上が過ぎましたが再燃していません。

一応、怖いので小麦に関しては少しだけ気をつけていて主食は連続して米飯を抜かないようにしています。

治ったから二度とならないという病気ではないので、少しだけ気にしながら生活することで増悪を防げるのではないでしょうか。

 

この記事を参考にして、少しでも症状がよくなる方がいれば良いなと思います。

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