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【タイムラインエターナルレビュー】未来へつながる書き心地!パイロット社製アクロインキ搭載

パイロットタイムラインエターナル
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書くことが好きな人なら、ボールペン選びは慎重に行いたいですよね。

特に、長期間使い続けるものだからこそ、持った感じや書き心地、インクの発色や書きやすさにはこだわりたいものです。

そんな中、最近注目されているのがパイロット社製アクロインキ搭載のタイムラインエターナルです。

デザインがデルタのドルチェビータミニに似ていて、首軸のビビットなオレンジ色と鞘のマットブラックによるコントラストが美しく、ここが気に入って購入を決めました。

今回は、私が実際に使ってみた感想をレビューします。

アクロインキとは

誰もが一度は聞いたことがあるであろうアクロンインキですので、もはや説明不要かと思いますが、アクロインキはパイロットコーポレーションのジェットストリームと人気を二分する日本製の低粘度インクです。

従来の油性インキに比べてインキの粘度を約1/5に抑えた低粘度油性インクとなっています。インクの色が濃く、しっかりと発色します。

スルスル書けるため油性インクに比べて筆記時の疲労感は少ないです。

アクロインキとジェットストリームではどちらが滑るか

同じ芯径で比較するとジェットストリームの方が滑ります。

より滑る方が良い場合はジェットストリームを、そこまで滑りすぎず文字をしっかり書きたい場合はアクロインキを使い分けても良いかもしれません。

タイムラインシリーズとは

パイロットタイムラインエターナルは、アクロインキ0.7mmのリフィルを搭載するミドルレンジ価格帯のボールペンです。

タイムラインシリーズは現在4種類がラインナップ

  • 木軸グリップのPAST
  • マーブル軸のETERNAL
  • 金属軸のFUTURE
  • スケルトン樹脂軸のPRESENT

タイムラインの発売は2005年10月です。
その後2012年にシャープペンシルを2019年12月にエターナルをリリースしています。

軸は短めで重心位置は低め、ペン先の出し方はダブルアクション繰り出し式。さらに首軸にはウレタン樹脂を採用してグリップが滑りにくい製品です。

同じアクロインキであれば0.5mmや1.0mmのリフィルにも互換があるため目的にあった太さを選択することができます。

今回はタイムラインシリーズの中でもエターナルのオレンジ色のモデルでレビューしています。

▼タイムラインエターナル仕様表

品番 BTL-5SR
サイズ 最大径φ 13.4mm 全長121mm 重量24.7g
ボール アクロインキ黒 0.7mm
素材 軸:ウレタン樹脂 さや:アルミ・アルマイト
動作方式 ダブルアクション繰り出し式
定価 5,000円(税抜)

外観のチェック

専用の化粧箱

タイムラインエターナルオレンジ

箱の背面には「Who are you?」

タイムラインエターナルオレンジ

箱を開封するとタイムライン専用の筒型ケース

タイムラインエターナルオレンジ

自立する専用ケース

タイムラインエターナルオレンジ

頭冠の形状は凹んだ皿状でクリップは短め

タイムラインエターナルオレンジ

ダブルアクション回転繰り出し式の動作

▼鞘を回すと1段階目に口金だけが出ます

タイムラインエターナルオレンジ

▼さらに捻って2段階目でペン先が出てきます

タイムラインエターナルオレンジ

軸と口金の段差

タイムラインエターナルオレンジ

段差が大きいため筆記時に気になるかなと懸念していましたが全く気になりませんでした。

口コミではガタつきが気になるというコメントを散見しましたが、気になるほど大きくはないです。クリップの向きによってはガタつく方向がありましたが、少しだけペンを回せば収まります。

タイムラインエターナルの特徴

タイムラインエターナルはダブルアクション繰り出し式という変態的なギミックを搭載しているため、ちょっと色物っぽい雰囲気もありますが持ってみるとあら不思議。

程よい重量感と低重心設計、細すぎない軸径によって見た目とは裏腹に書き味はとても素直です。

ダブルアクション回転繰り出し式

▼収納時は口金は見えません。

タイムラインエターナルオレンジ

▼口金とペン先は首軸の中に隠れています

タイムラインエターナルオレンジ

ダブルアクションのギミックによって携帯時に口金が収納されるためポケットやかばんの中を傷めないメリットがあります。

これにより2016年にはグッドデザイン賞を受賞しています。

低重心設計

▼短めの全長で重心位置は低め

タイムラインエターナルオレンジ

パイロットの公式サイトによると

長年の研究で導き出した絶妙な重量バランス。驚くほど手にフィットし、なめらかな書き心地を届けます。
軸とグリップの継ぎ目付近に重心がくるように考慮されている為、使用時に無駄な力が要らない。

と書かれている通り、重心位置を考えられているようです。

また、重量が約25gでありながらそれを低重心で支えることで、万年筆のように自重を利用した書き方ができるため書いていて疲れにくいです。

太めのグリップ

▼グリップと鞘の継ぎ目で約13mm強

タイムラインエターナルオレンジ

▼最もくびれている部分で12.5mmほど

タイムラインエターナルオレンジ

ドクターグリップのグリップ部分が14mmですので、それより少しだけ細いイメージです。

グリップの太さというのは好みが分かれるところですが、ある程度太さがあった方が人間工学的に疲れにくいようです。

1991年に発売された初代ドクターグリップより、人間工学に基づいた“無理なく握れる軸径”を採用。
筆記時に肩や腕にかかる筋肉への負担を軽減します。

ーパイロットコーポレーションHP Dr.グリップ 疲れにくいのはなぜ?より引用

グリップの形状は糸巻型ですのでポジションが安定します。

短めの軸長とクリップ

▼頭冠の形状は凹んだ皿状でクリップは短め

タイムラインエターナルオレンジ

ペンの全長は収納時で120mmと短めです。またクリップが短いため筆記時に手に当たりにくく邪魔になりません。

リフィルの互換性

タイムラインエターナルは油性の高価格筆記具用の金属リフィルを使用しています。

替芯 太さ/色 定価
購入時リフィル BRFN-30F-B 0.7mm/黒 300円(税抜)
アクロインキ極細 BRFN-30EF-(B・R・L) 0.5mm/黒・赤・青 300円(税抜)
アクロインキ細字 BRFN-30F-(B・R・L) 0.7mm/黒・赤・青 300円(税抜)
アクロインキ中字 BRFN-30M-(B・R・L) 1.0mm/黒・赤・青 300円(税抜)

太さは0.5mm〜1.0mmまで、色は黒・赤・青の3種類から選択できます。

実際に確認できていませんが、おそらくサイズ的にはドクターグリップ用の「BRFN-10F」シリーズが全長と最大径が同じですので互換があると思います。

上記のリフィルは定価100円(税抜)で購入できるのでコスパが良いです。

機会があれば購入して装着してみます。

▼専用リフィル

▼ドクターグリップ用リフィル

まとめ

パイロット社製アクロインキ搭載のタイムラインエターナルを実際に購入してレビューしました。

グリップのマーブル柄が美しくダブルアクション繰り出し式というギミックを搭載した面白いボールペンです。

その見た目の一方で、程よい重量感と低重心設計、滑りにくく太めのグリップを備えているため筆記の気持ちよさは随一です。

タイムラインエターナルは美しさと書き味に優れるため、多くの書くこと好きな人から支持されています。

まだ試したことがない人も、ぜひ一度手にとってみてください。きっとあなたも、未来へ続く自分の物語を書き始めたくなることでしょう。

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